1995年リリースの12曲入りアルバム、そしてラストアルバム。ファズギターにエモいメロディーというパワーポップサウンドで当時として考えればメロディックギターバンドという扱いでも良かったんじゃないかと思うけど、注目を集めていたのはマイブラっぽいギターのフィードバックがあるのでアンダーグラウンドのインディーロックファンだったわけで、ジャンル分けされずに扱われていればメロディック好きな人も気に入っていたんじゃないかなと思う。曲もほとんど2分くらいという潔さだしね。確かに5曲目のようなブレイクビーツな曲もあるけど、3、6、9、11曲目みたいなアップテンポの曲は跳ね上がりたくなるような疾走感とサビのメロディーのフックさ。もちろん大きい音で聴いて欲しい。今のUSの影響がでかいUKメロディックではなくて、王道と言われる90年代前半までのUKメロディック好きな人も聴いてもらいたいな。気に入ってくれるんじゃないだろうか。(O)

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