時計じかけのオレンジな出で立ちのDROOGSなルックスながら極上のポップパンクでZONA AやHARRIESといった多くのバンドに影響を与えたADICTSの1982年リリースの2ndアルバムと同じくRAZORから85年にリリースされた3rdアルバムのカップリングの2枚組み。ってか2ndアルバム単体でリイシューしてるのに何やってんの作品。だって2ndアルバムのボーナストラックも同じだし（爆）。2ndアルバムにはRAMONESの"I WANNA BE SEDATED"のカバー含むボートラ8曲追加。で、3rdアルバムなんだけどこのアルバムは賛否両論なのはしょうがない。でも個人的には大好き。何故ならニューウェーブっていうかここまでやっちまった的なメジャー感だもんで。でもねオープニングのベートベンの第九のカバーでまずぶっ倒される。はっきりいってADICTSがこれやってなかったらTOY DOLLSだってやってなかったんじゃないの？全編にわたってウキウキするポップ感が前面に出された変換期の作品。はっきりいって初期のパンク色はないぜ。でもね、このボーナスがADICTSの変名ADX（通称ディスコADICTS）の泣きの大名曲"FALLING IN LOVE AGAIN"収録なんだよ。これ個人的に大好物の曲なんです。(O)