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9月17日のANTI KNOCKからスタートする来日も待ち遠しいオーストラリアの新星KROMOSOM。PISSCHRISTのヴォーカルが解散後に始めたバンドはメンバーの変動も激しく当初ギターだったヤップは再びヴォーカルへ転身。またPISSCHRISTで魅せた圧巻のステージングが期待できるでしょう！また今回の来日はドラムが抜けてしまいFRAMTIDの高山さんが叩くという異例の展開もまた一つ楽しみが増えた。KROMOSOMはスウェーデンと日本のマンゲルをフィルターに通したサウンドで、USバンドには出せないどこか日本のバンドに通じるニオイを感じる。4ヶ国共同リリースとなるアルバムも期待できそうだ！ISTERISMOはドラムが代わり"HEAL COMP"でお披露目となったが全く変わらない重みのあるベッタベッタな音はやはりこのバンドの特徴でもあり新たな一面が見えながらもやはりイステなサウンドに奮えた。それぞれの個性ある音がぶつかることなくこれまでの録音の中でも各パートが良く聴こえ、前面に出ているのが新鮮に感じる。1曲目は1stEPの"Quei Importanti"の進化系とも取れる曲でノイズなギターサウンドの中に生まれる混沌が渋い。これまた"Mentire..."級の激速な2曲目は、ブレイクポイント後のギターの遊び心もくすぐられ最高！でラストのミッドテンポな曲もまたいい。ヴォーカルの声を変えるポイントもバッチリ。またこの音源は両者最後にミッドテンポの曲で〆るという単なる抱き合わせのSPLITとして終わらない意味のあるリリースとも受け止めたい。 (B)