イタリアンメロディック好きであれば衝撃のニューバンドのデビュー・アルバムですぜ！90年代中期イタリアの最終兵器、早すぎたうえに速すぎたエモーショナルハードコアバンドでSPから過去にディスコグラフィーがリリースされているSUBURBAN NOISEのLuigi SelleriがドラムスティックからギターボーカルでソロプロジェクトとしてこのJUNE AND THE WELLなんだけども、バンド編成となってから参加したメンバーがクソ衝撃的！今なおメロディックファンに絶大な人気を誇るEVERSOR/MILES APARTのフロントマンLeleがメインボーカルではなくギターコーラスに徹し、そして同じくMILES APARTから加入したLucaがドラムとして現在活動しているんです！んで、サウンドはエモ化していった後期MILES APARTサウンドをさらに昇華させ、より90's中期のエモーショナル/インディーロックサウンドを突き進めたサウンド！1曲目の大名曲「Your Magical Mirror」これはメロディックファンだけでなくエモ好きな人もズキューンと来るんじゃないの？！さらにゆったりめの曲はTEXAS IS THE REASON、SENSE FIELDといった90's REVELATIONエモからSUNNY DAY REAL ESTATEを感じさせてくれる。アコースティックナンバーではELLIOT SMITH、KING OF CONVENIENCEといったSSWまで彷彿させるしで、まさにこのメンバーで作り上げた傑作じゃないでしょうか。イタリア語で歌われる6曲目「Ogni angolo」の30秒過ぎからの流れるメロディックチューンはMILES APARTなメロディー炸裂しますよ！LuigiのメインボーカルにLeleのコーラスが絡むとこは鳥肌が立ちますよ！！メロディック好きのみならず、エモ/インディーロック好きもどっぷり聴きまくってください。聴けばこのメンバー10代の頃から地元のスケボー仲間でつるんでたっていうからこそ実現したこのメンツなんですよね。(O)



（収録曲）
01. Your Magical Mirror
02. Matt Song mp3
03. Three chords, few lines
04. An instant of your glance
05. Second chance
06. Ogni angolo mp3
07. Boiling over
08. The Blossom
09. Il respiro di ogni cosa
10. The Train