※BOOKLETつき
※ボーナストラック付きのCDRつき

現在のエモ再評価のムーブメントへ確実に多大な影響を与えたフィラデルフィアの3人組キラキラエモパンクロックバンドALGERNON CADWALLADERが2009年にリリースするも長らく廃盤になっていた作品のりプレス盤！恐らくこのオリジナル盤を一番販売したのは八王子のSENSELESではないだろうかな。その縁あってmalegoatのUSツアーも実現したしね。初めて聴いたときはもろmalegoatと同じ所を目指してるバンドがアメリカにいるのかよ！と驚きました。
所謂エモと言われるサウンドだけど、メロディーが抜群にポップ。CAP'N'JAZZの再来といわれているけど個人的には本家よりもポップなんじゃないだろうか。当時のTIM KINSELLAよりも全然歌上手いしね。声も透明感あるし。完全なまでに90's MIDエモサウンドを継承して、それを彼等ならではのセンスで消化させているから、malegoat同様、単なるモノマネバンドではないし、それが伝わるから現在評価が高まっているんじゃないかな。7"には3曲入り、そしてCDには7"収録曲に加えて3曲追加した6曲入り。
7"収録の3曲はキラキラしたギターとベースとドラムのグルーブが跳ねるようなリズムを産み出し、うきうきしたポップチューンを展開。CAP'N'JAZZ、PROMISE RING、BRIADといったバンドにも引けを取らない強烈な作品。
CDのみ収録の曲は、内側へ内側へと聴いてるうちに引き込まれていく感じは、TIM KINSELLAが解散後に活動の場をうつしたJOAN OF ARCを思わせる曲に、ふにゃぁーとしたギタポにも通じる可愛い曲、そしてPELEを思わせるシンセも導入したインストナンバーと、これは長い間愛聴盤になること間違いなしですよ。中古でも市場に出てこないことでもわかるように内容はグンパツです。まだ入手していない方で気になる方は、今回の再発も逃してしまうことのないように！今回の再発は前回同様共同リリースの形ですが、PROTAGONIST主導でのリリースのようです。入手出来るうちに入手しておいた方がいいと思います。(O)