※BLUE VINYL

TOPSHELFからリリースされた前作"WHENEVER, IF EVER"はまさかのビルボードチャート入りという偉業を達成したコネチカットのエモリバイバルバンドTHE WORLD IS A BEAUTIFUL PLACE & I AM NO LONGER AFRAID TO DIE（タイピングめんどくせーくらいに長い）が、TOPSHELFではなくBROKEN WORLDというレーベルから8曲入りのニューアルバムをリリース。そしてこれまでのサウンドではんく、エクスペリメンタルなネクストレベルに突入。もう彼らの創作における想像力はとどまるところをしらないのか？！今作は、正直バックのサウンドのみに集中しているとドローンエクスペリメンタルなサウンドでそこにスポークンワードが乗るというスタイルで、美メロやメロディック寄りのエモを期待する人にとっては何も響いてこないと思う。しかし、ポストロックという位置づけで聴くとかなり気持ちいい作品であること疑うことはない。特に大きな音で聴いていると1曲目のスペーシーさな甘美な雰囲気に持って行かれたところでいきなりストリングスで始まる2曲目が鳴った瞬間はゾクッとした。そして管楽器の音色がかなり気持ちいいことに気づく。なんだか現在のエモリバイバルサウンドに一抜けを決めたように感じるのは俺だけだろうか。万人にはオススメできないかもしれないけど、とりあえず聴いてみてください。(O)