※新作リリース記念価格

エモサウンドもポストロックからIDMやパワーポップなどへと移り変わっていき正統派バンドへの人気も陰りを見せ始めた転換期である2003年当時、彼女たちがPOLYVINYLを牽引していた時期に産み落とされた9曲入りの4thアルバム。前作同様キャスリン嬢のメインボーカルメインの曲中心で、サウンドは前作が全体的にポップだったのに比べ、その前までの彼女たちの陰りのあるメロディーが再び顔を覗かせた作品。ディスコーダントなアレンジもクール。悪いわけは全然ありません。ただあの時期がちょっと悪かっただけということで、今ひとつセールス的には伸びなかったんじゃないかな。しかしズブズブと吸い込まれていくようなアジのあるアルバム。JEJUNEと並んで今もっとも再結成が望まれるバンドじゃないかな。(O)