※デジパック
ついに限定数だけどA-F RecordsからCDでも登場!これぞ皆が思うNO IDEAなサウンドを体現している現在進行形バンドDEAD BARSが1stアルバム「DREAM GIG」から2年経ちついに発表したニューアルバム。11曲入り。しかも今作のアナログ盤をリリースしているのはEAGER BEAVERは当然として、英国はAll In Vinyl、さらにイタリアのNo Reasonも巻き込んでいて、米国はなんとANTI-FLAGのメンバー運営のA-F Recordsという大出世。今作聴けばA-F RecordsがなぜDEAD BARSと契約したのかわかると思う。それぐらいの大成長っぷりな傑作。ドラムのイントロで始まるオープニングナンバーはこれまでの路線を引き継ぐ、合唱ありの1曲目としては完璧な流れ。続く2曲目これもうネクストレベルに入ってるでしょう。肩の力を抜いたパワーポップパンクなこの曲、もろに90年代のファズギターで轟音ギターのメロディックパンクにも通じるんじゃないでしょうか?!もちろん、普通にインディーロックな人のアンテナに引っかかる可能性もこのキャッチーなメロディーだったらありうるでしょうよ。つまり、A-F Recordsがなぜ契約したのかがこの2曲で納得できると思う。3曲目以降もしっかりとこれまで好きだった人を裏切ることもないし、新しい層にもアピールできる新たな側面も見せてくれてるしね。No Ideaのメロディックパンク、FLUF/HUFFY/TENEMENTなファズメロディックギターバンド、エモ経由のパワーポップバンドすなわちWEEZERの「Blue Album」に影響を受けたバンドサウンド好きな人までぜひチェックすることをオススメする。しかし今作にNo Ideaに共同でも名を連ねていないのは本当に悲しいです。レーベルも止めてしまっただろうか。(O)