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このところPLAN-IT-Xの本が出たりして当時のことを知ることができていい傾向だなと思ってるんだけど、そんなところに今度は90年代のエモシーンを中心としたSIMBAというジンをまとめた本が登場！著者は当時のイギリスではいち早くエモに注目していてレーベルも開始しFABRICやTEXAS IS THE REASON、GARRISON、ENDPOINT、HAL AL SHEDAD等をリリースしていてIAN GLASPERの最新作でも紹介されているレーベルSIMBA RECORDINGSを運営していたVique Martin。彼女は現在アメリカに移住してREVEATIONのスタッフになってる。GET UP KIDSとBRAIDのスプリット"Post Marked Stamps No. 4"についてきていた3枚のうちのポストカードの一つは彼女の詩だよ。持ってる人はチェックしてみて。
今作は7年間に渡るSIMBAに加えて、彼女がHEARTATTACKやFRACTUREに書いていた文章も収録。とにかくボリュームが凄いから読むのに時間がかかると思う。日本では知られていなかったジンだと思うけど、イギリスでは彼女の文章で多くの人がフェミニズムな考えで影響を受けたようだ。
まあ、こういっちゃうのも悪いけど当時の貴重なインタビューが個人的には目当て。TEXAS IS THE REASON、SPLIT LIP/CHAMBERLAIN、JON HILTZ (BORN AGAINST/GREYHOUSE)に加え後に彼女の上司にあたるJORDAN COOPER (REVELATION RECORDS)などなどへのインタビューは興味深い。(O)