※帯付きデジパック仕様、歌詞対訳付き(300枚限定、うち国内は150枚限定)
日本ツアーも行ったスコットランドのTHE MURDERBURGERSの中心人物、Fraserが新バンドを始動。THE MURDERBURGERS解散後はもうバンドはやらないと宣言したものの、速攻でその宣言を撤回。そして結成されたこのバンドは、UKメロディック狂も驚きのサッドメロディックパンク!はっきり言うと、後期MURDERBURGERSの時点で、過去のラモーンパンクから脱却してメロディックサウンドに進化してましたが、このバンドではさらに哀愁度を突き詰めたサウンドをかき鳴らしてる!これが、中期以降のMEGA CITY FOURを彷彿させる音なんだよね。歌詞もパーソナルな内容ながら、そんじょそこらのエモバンドも真っ青な激サッドな内容で、より楽曲を泣かせるものだ。また、メロディーの載せ方も、曲にドンピシャで流れるよう。まさにMEGA CITY FOURからSKIMMERといったイギリスのバンドでしか出せない音像が詰まった1stアルバム。1曲目のタイトルが「暴力の鍵」、そしてラストは「希望の鍵」と、落ちっぱなしではなく最後に光が差し込むところも最高!10年後にも色褪せることなく、愛される作品となることは間違いない。DUCKING PUNCHESのPeteがドラマーとして今作に参加。
(収録曲)
1. Dreaming in The Key of Violence
2. Stay Awake
3. The Quartermile
4. Asymmetrical
5. All Dressed Up To Go To Sleep
6. Quiet While The Sickness Speaks
7. Itchy Gums
8. Death to The Encore
9. No Part Harmony
10. Internal Bleeding
11. Living in The Key of Hope
〜ドイツのOx Fanzineに掲載のレビューより〜
おなじみのバンド、MURDERBURGERSが活動停止中の現在、FraserはWRONG LIFEで説得力あるフォローアップを行っている。2020年に『New Sun』EPを、2021年に『Dreamer's Gate』EPをリリース。両EPはあっという間に完売したため、LPで再リリースされた。そして今、すでに多くの人が待ち望んでいる、WaterslideとKimited Fun Records共同制作による新曲11曲を含むデビューアルバムが続く。そして、その期待は裏切られることはなかった。Fraserは再び、その膨大なスキルと才能を発揮している。ソングライティング、ボーカル、ギター、ベースを担当するのは、やはり彼だ。「パワーポップ・エモーティブ・パンクロック」という表現がぴったりな自分のスタイルに忠実であり続けている。印象的なメロディ、メランコリックなムード、深みのある、上質でキャッチーなパンクロック。Fraserが数少ない仲間とボーカルを分け合い、ポリフォニックになったときの美しさは格別だ。単純に美しい。