CHEERS! PUNKではおなじみのニュージャージーのパワーポップパンクバンドTHE FIENDZがなんとスタジオ録音アルバムとしては2011年リリースの「COMMIT TO MEMORY」以来となる新作をリリース。リリース自体も17年に結成30周年を記念してリリースされた初期音源の編集盤以来ですね。昨年から、小出しに新曲をデジタルオンリーであげててアルバムもついにデジタルで配信開始されたんで、ダメ元でフィジカルないのと聞いたらあるよってことで早速入荷しました!ハーモニーといい、このパワーポップパンク感は正にTHE FIENDZじゃないでしょうか!前作よりも伸びやかで疾走感のあるサウンドで往年のファンもニンマリじゃないでしょうか。CRUZフレーバーももちろん要所要所にあって、このアルバムでもこれこれ!ってなりますぜ!たまにChadがボーカルとったらALLの曲としても違和感なかったりする曲もあるんですよ(笑)めっちゃ音良いと思ったら、ミックスはBlasting RoomでBill Stevensonが手がけてるし、マスタリングはJason LivermoreというCRUZサウンドの完璧な布陣でした。アナログでのリリース今の所考えてないそうです。PARASITESもそうだけど、このFIENDZもFLATUSもサウンドが似てるんだろうか。まさにNJサウンド!相変わらずたまらないね。(O)
「アメリカは、ニュージャージー出身のザ・フィーンズ。土地柄ラモーンズ、ミスフィッツの影響は明白なのだが、そこにフィーンズを加え、ジャージーのルーツサウンドを築き上げる事に成功。ここニュージャージーは「THE WORLD’S IN SHREDS」シリーズでもピックアップされたようにポップなものを好むバンドを輩出する磁力が存在する土地。事実、何も無いところ(通称GARDEN STATE)なのだがバンドの頭数だけは他州と変わらず、むしろ多いといえる。古くはミスフィッツが名を馳せたおかげか今でも彼らの影響を色濃く受けたバンドは後を絶たない(特に初期の音)。このフィーンズはそのなかでも代表格のバンドといえる。メンバーの頭に輝く、見せつけるかのような押しつけがましいデヴィロックには少々閉口するが楽曲のクオリティーはすごい。むしろ同郷のパラサイツに近い音といえるか。とはいえ、パラサイツ自体もミスフィッツのフォロワーとして始まったバンドだからルーツは同じ。後年単なるロックバンドに失墜も2003年にリリースされたアルバムに対する周りのレスは良かった。 同名だけどスペルの違うTHE FIENDSも存在するので見たこと無いレコード発見!ってぬか喜びしないように。」(BLOWPOP-T CHEERS!)