※国内盤仕様（帯、ライナー対訳付き）
※ライナー原文はDECADENCE WITHINのメンバーでもありUKハードコアルネッサンスの重要書籍「TRAPPED IN A SCENE(UK HC 1985-1989)」の著者でもあるイアン・グラスパー氏によるもので、内容が濃いです。
※メンバーは後にSNUFF, SECTION 13, JOYCE McKINNEY EXPERIENCE, BAD BEACH, FAMILY GOTOWNで活動。

バンド側へコンタクトをして数年ようやく実現しました！UKメロディックバンドの中でもサイケ、BEAT色を持つサウンドに合わせてバンダナのイアンに挑発のリーという統一感のないルックスも含めて異彩を放つVISIONS OF CHANGEの編集盤。2009年にイギリスにいったときにイアンが現在やっているSECTION 13のライブを見に行き、その時もリリースしたい旨を話して、マスターを探しておくよという約束をしてから早くも1年以上がたち、メンバー間で話し合った結果、DEPRAVEDとVISIONS OF CHANGEの1stアルバムをコンパイルした音源だったらいいよという条件をもらった。2ndアルバムも収録したいことを伝えたんだけど、メンバーの中で2ndアルバムはやるべきではなかったという結論に至っているようで、その代わりに未発表曲とDEPRAVEDのライブビデオを提供してくれた。今回この再発に当たり、この音源を聴き直して、彼等が提案したVISIONS OF CHANGEからDEPRAVEDの音源に遡って聴いてみて、イアンとリーの決断は間違いなかったということに気づいた。
この2バンドは彼等が言っているように、単純にバンド名を変更しただけに過ぎなくてサウンド的にも多くの共通点を見出すことが出来る。アメリカからの影響が随所に見受けられるサウンドはVISONS OF CHANGE時代はDAG NASTYから影響が顕著で、DEPRAVEDこそUK、特にDISCHARGEからの影響を1stアルバムの音源では感じられるが、それだけじゃなくて、CIRCLE JERKS、MINOR THREATからの影響もでかいんだな。しかし、DEPRAVED時代の音源も、やはりメロディック度は高くて、やっぱり当時彼等の音源がCORからリリースされていたのが異端だったんだ。だってDEPRAVED時代に、VISIONS OF CHANGE同等のメロディックナンバーもやっているんだから。
2枚組というとボリュームありすぎと思うかもしれないけど、ぜひこの収録順にCD1のVISIONS OF CHANGEからDEPRAVEDを通して聴いて欲しいです。
ライナーはイアン・グラスパーの「TRAPPED IN A SCENE(UK HC 1985-1989)」からの転載ですが、対訳してあり、この文章を読みながらこの音源を聴くと当時の状況を知ることが出来て盛り上がります。
UKメロディック好きな人だったらVISIONS OF CHANGEの19曲目から24曲目に収録されているデモ音源半端無く危険ですよ！なんでこれが未発表なんだよ。この曲を当時発表していたら現在の評価すごいことになっていたぞ！とくに22曲目の"Only For Today"これがマジで強力すぎる名曲！初期SNUFF同等の瞬殺な破壊力です。そしてこの曲をバンダナでイアンが歌っている姿を想像するとビビるな。
ちなみに、ボーナス特典のDEPRAVEDのライブ映像だけど、イアンの見た目と動きが、現在彼がやっているSECTION 13でも全く同じ動きだった（笑）(O)

新人（笑）Blackieのコメント、視聴はこちらから