一人のメンバーが両方のバンドに在籍していることで実現したスプリット作品。2007年リリース作品ですが新品で発見したので入荷！4曲入りですけど1曲づつ尺が長いのでミニアルバムって感じです。両バンド共にオハイオ産。
これまでに1984!のリリースなどで日本でも一部の人に知名度が広まっているINKBLOTやKID SISTER などからのリリースをしている激情ハードコアバンドANTILLESの初リリース作品がこの音源。1曲目はもう変速しまくりで忙しいリズムに力のある限りに絶叫しまくる号泣ボーカル。2曲目がおっ叙情派エモと思わせるインプロ的なリフから2分すぎに一気にバースト開始！6分40秒と長尺なのでもうわかりますよね？思いっきり展開しまくりです。
個人的にはJUNIPER WAITの方が好きなんですよ。1曲目の音響を効果的に導入したインストでこの浮遊感はTRISTEZA、ALBUM LEAFに通じるメランコリックさ。ノイズも入れ過ぎじゃなくて効果的なんですごい気持ちいいですね。これヘッドフォンで聴くとギターの左右の振り方とか最高ですよ。シューゲイズの要素もありです。トリップ感たまらない。んで2曲目はよりバンドらしいサウンド。反復リズムとギターリフに徐々に音が増えていき完全なインプロゼーションへと移行していきます。これ生で聴いたらもってかれんぞ。(O)