80年代後半のUS B級メロディックパンクを語る上で避けて通れないニュージャージー州ニューブラウズウィックシーン（LIFETIMEもBOUNCING SOULSもERGS!もこの地から）のパイオニアSTICKS AND STONESのレアな1stシングルのリイシューに続き、これまで発表されることのなかった1987年録音のバンド初の音源を含めたデモをアナログ化！ボーカリストは21歳だけどその他のメンバーはなんとこの時17歳！しかもこのレコーディング時のメンバーの何人かはすでに殺されてたり、行方不明になっているという情報もあり。。。この時期の彼らのライブは流血しながらやっていたり、怖い噂が多いのに反して、メロディックなサウンドってことで地元じゃ衝撃を与えていたようです。多分彼らこそが地元の問題児の集まりでしょう。後でこの事実知ってビビりましたけどね。メンバーは後にBORAN AGAINST、THE WORLD/INFERNO FRIENDSHIP SOCIETY、JOHNNY X AND THE CONSPIRACY、 ZERO ZEROへと進化していくんですけど、このSTICKS & STONESは知ってるだけでもLIFETIME、WESTON、BOUNCING SOULS、VISIONといった後続のニュージャージー出身のバンドの多大な影響を残してるんですよ。さて肝心のこの時期のサウンドなんですけどこのデモテープを手に入れた7 SECONDSのKevinが彼のレーベルに誘ってるんですよね。結局彼らはPOSITIVE FORCEからリリースはしなかったですけど。だもんで7 SECONDSにも近いんだけど、この時期はYOUTH CREW的なブレイクダウンもあってYOUTH OF TODAYをメロディックにしたような感じもします。まあ、かっこ良ければなんでもいいんですよ。1st 7"以降はメンバーも変わっていき（さっきも書いたけど蒸発したり死んだりしてるし）哀愁度高めで硬派な完全メロディックなんだけど、この時期のアプローチも好きです。現在も地元で愛されるバンド。それだけの意味はあるのですよ。(O)