名盤コンピ「BEST PUNK ROCK IN ENGLAND」シリーズの第一弾に収録されて、そのコンピでもVENUS BEARDSと一、二を争う地味っぷりで、UKメロディックマニアの心に火をつけたバンド。無名+流通の問題で初期シングルは当時もあまり日本では入手難しかった記憶があります。そんなSTROOKASの2000年に恐ろしいほど少ない枚数で発表された音源がついに登場。この音源は95年から97年までのデモ音源全15曲を収録した音源です。数年前にENGINEERからリリースされた編集盤は値段も高かったし、内容もあまり良くなくてがっかりした往年のUKメロディックファンは意気消沈しましたが、今作はある意味でSTROOKASらしく恐ろしく地味、しかしじわじわと胸を締め付けてくる曇り空全開のサウンドです。はっきりいってしまうと、HUSKER DU〜SUGAR直系なんですけども、でもSTROOKASな音なんですよね。MOVING TARGETSやELMAHASSEL、JOYRIDER、初期CHINA DRUMあたりが好きな人なら、にやにやさせられる事間違いないですね。晴天の日に聴いても、イントロが流れた瞬間、曇り空一直線です!