※デジパック
2015年のFleeting Youth Recordsからのカセットアルバムに続くフィラデルフィアのポストハードコア/グランジバンド、LOOSE TOOTHの9曲入り2ndアルバムはLAME-OとFather/Daughterという東西海岸の注目のインディーロックレーベル共同でリリース。ポストハードコア、ミッドウエスタンエモ、グランジ、シューゲイズ、WEEZERをごった煮にしたポップでありながらヘビーでひねくれたサウンドはやっぱりこの2レーベルが触手を伸ばしただけはある。アルバムの前半はPIXIESも彷彿させる美メロとヘビーギターな感じなんだけど、B面になるとさらにすげーひねくれ始める。“Dog Year”なんてPINBACKを思わせるひねくれポップもありと意外と引き出しが広い。PAVEMENTやBUILT TO SPILLみたいにポップだけどひねくれてるのが好きな人は聴いた方がいいと思うよ。もろに90年代のMTVを思い出した。(O)