グッとEMOへ舵を切る前の超絶最高だったエモーショナルメロディック時代のSTARMARKETのギタリストJohanとドラマーMagnusがSTARMARKETのサウンドチェンジについていけなかったからかどうかは知らないけれど、3rdアルバム「Four Hours Light」リリース前にSTARMARKETを脱退して始めたのがこのKEVLAR。このバンドの1stアルバムは初期の頃からSTARMARKETが好きだった人にとってのドストライクなサウンドなんですよね。しかもJohanの声もあってSTARMARKETの1st&2ndアルバムと変わりがないってのがホントにツボでした。とにかく初期STARMARKET好きでこのバンドこれまで聴いたことないって方はマジで聴くべきです。今作は2004年リリースの10曲入り3rd&ラストアルバムです。ジャケの雰囲気も一気に変わって、前作でディスコーダント・ポストロックなサウンドに一気に傾倒したのが幻だったかのように、またもやメロディー至上主義になってます。1曲目"Last Rhyme"の軽快なカッティングでダンサブルなエモ/インディーロックサウンドにニンマリです。アルバム全体を通してはUKインディーロックに近い感覚。なんだかTHE DISMEMBER PLANの進化のしかたみたいです。良いんだけど突出した曲がないのが残念ですね。そこがラストアルバムっぽいかも。(O)